アーティスト

青野 文昭

《なおす・代用・合体・侵入・連置「震災後東松島で収拾した車の復元」2013-1》2012年
あいちトリエンナーレ2013 愛知県美術館

《ここにいないものたちのための群像―何処から来て何処へ行くのか―サイノカワラ2016》2016年
「いま、被災地から -岩手・宮城・福島と震災復興-」東京藝術大学美術館

《ウミノカゾクー津波に流された岩手県宮古市鍬ケ崎さとう衣料店の復元から2019》2018年
「青野文昭 ものの,ねむり,越路山,こえ」せんだいメディアテーク

青野 文昭あおの ふみあき

1968年 宮城県出身・在住
1992年 宮城教育大学大学院美術教育修士修了

身の周り(東北・日本)の風土・文化を考察。1991年より「なおす ― 再生、循環」をテーマとしてきた。「なおす」いとなみを、根源的で普遍的なものとして掘り下げ、いわゆる「つくる」いとなみとは異なるタイプの創造性を見出そうとしている。1996年ころより様々な場所で拾った欠片を「なおす」と称し「補完」していくこころみをはじめる。2004年ころから同時進行で、複雑な現実世界の後天的な組成の構造を抽出し新たに展開させていこうとする(家具等の既製品を流用した「なおす・合体代用」など)。自身も多大な影響を被った2011年の東日本大震災後は、多層的な文脈(震災、歴史、場所、記憶、物語、、、)を踏まえた「総合的復元」をこころみている。

主な展覧会歴

2022年
「地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング」森美術館(東京)
2020年
ヨコハマトリエンナーレ2020「AFTERGLOW―光の破片をつかまえる」横浜美術館ほか(神奈川)
2013年
あいちトリエンナーレ2013「揺れる大地 ― われわれはどこに立っているのか:場所、記憶、そして復活」(愛知県名古屋市ほか)

主な受賞歴

2015年
公益信託タカシマヤ文化基金・第26回タカシマヤ美術賞受賞
2013年
ヴァーモントスタジオセンターフェローシップ
2005年
宮城県芸術選奨(彫刻)
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