作品

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風の中のClock systems

展示施設 : 兵庫県立六甲山ビジターセンター(記念碑台)

石島基輝

アーティストコメント

本作品は機械式時計の構造を取り入れて制作された「風で動く彫刻」である。機械式時計が誕生する以前、人々は太陽の位置や潮の満ち引きといった自然の変化に寄り添い時間を感じていた。しかし、歯車を用いた時計が普及すると、時間は自然から切り離され、人間中心な尺度へと変貌していった。この変化は、人間の都合を優先する社会のあり方に繋がっていったのかもしれない。本作品は時計の構造を解体し、自然と共に動く装置として再構築する試みである。

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