開催概要

神戸六甲ミーツ・アートは、神戸・六甲山上で毎年開催される現代アートの芸術祭です。
2010年からこれまでに、延べ520組以上のアーティストが参加しました。
15回目を迎える今回は、名称を「神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond」に改め、神戸を象徴する山、六甲山の自然とアートをより一層楽しんでいただける芸術祭を目指します。

【テーマ】

新しい視界 
Find new perspectives.

情報が目まぐるしく行き交う現在、私たちには提示された既存の視点で事物を判断し結論を急ぐ傾向があるようです。
いつもの立ち位置から歩を進め山を登り森を抜けると眼下に新しい景色が広がるように、様々な表現手法で制作された現代アートは私たちの視界を広げる役割を果たしています。
日常を少し離れ六甲山の魅力に触れながら旅をするように、様々な価値観と出会う芸術祭、そうした場をアーティストとともに生み出すことが私たちの願いです。

開催概要

会期

2024824日(土)〜1124日(日)

※六甲山サイレンスリゾートのみ8月~10月の毎週月曜休業(月曜祝日の場合は火曜に振替休業)

開場時間

10:0017:00

※会場により一部異なります。

会場
  • ROKKO森の音ミュージアム
  • 六甲高山植物園
  • 六甲ガーデンテラスエリア
  • トレイルエリア
  • 風の教会エリア
  • 六甲ケーブル(六甲ケーブル下駅・山上駅・天覧台)
  • 六甲有馬ロープウェー 六甲山頂駅
  • 兵庫県立六甲山ビジターセンター(記念碑台)
  • 六甲山サイレンスリゾート(旧六甲山ホテル)
総合ディレクター

高見澤 清隆

主催

六甲山観光株式会社、阪神電気鉄道株式会社

共催

六甲摩耶観光推進協議会

特別協賛・助成

阪急阪神ホールディングス株式会社、神戸市

※2024年3月15日時点

ごあいさつ

守ることと受け入れることからの発展
優れた眺望で知られる六甲山では、神戸港開港以来さまざまな人々や文化が行き交ってきました。守り育てられてきた豊かな山上の森にはそうした人々がもたらした歴史が積層しています。阪神間モダニズムに代表される神戸の多様な文化は、常に新しい事物に扉を開きながらも本質的な価値を見失うことなく更新されてきました。豊かな自然に恵まれた六甲山は、港町の気風を受け入れながら安らぎとふれあい、発見の山として神戸市民のみならず全ての人々へ継承されてゆかなくてはなりません。2010年にスタートした私たちの芸術祭はそうした六甲山をより多くの方々に知っていただくとともに、アートを通じて多様で豊かな感性を育み共有する場として時代に寄り添いながら成長していきます。様々なレイヤーをもつ六甲山、ぜひゆっくりと自然、文化、アートを味わってください。
総合ディレクター 高見澤清隆

2024年の取り組み

神戸六甲ミーツ・アート2024 beyondでは、昨年に引き続き以下の取り組みに注力します。

1出展アーティストの充実

過去最多となる招待・公募を合わせ60組以上のアーティストの参加を予定しています。国内外から幅広い視点で活動しているアーティストの作品をご紹介します。また、公募作品の募集条件を向上し、より優れた作品を募ります。

2芸術祭の象徴となる
拠点エリアの充実

2023年にROKKO森の音ミュージアムに新設した野外アートゾーンをさらに拡充し、会期外でも四季を通じてアート作品を鑑賞できる場を充実させます。

3トレイルエリアの増設

山中の散策路沿いに作品を展示するトレイルエリアをさらに広げ、アート鑑賞の楽しさとともに六甲山の新たな魅力にも出会えます。

4こどもたちがアートに
触れ合える機会の創出

ワークショップ等を通じて自然の中で子どもたちが現代アートに触れられる機会を増やし、次世代の文化芸術の担い手や支え手を育てていきます。

野外アートゾーンについて

2023年からの新しい取り組みとして、ROKKO 森の音ミュージアム内「SIKI ガーデン」の下記作品は、2025年の芸術祭会期終了まで期間を延長しての展示を予定しており、会期外でもご鑑賞いただけます。観光とともに立ち寄れる場所に作品があることで、来場者と現代アートの出会う機会が充実することを目指しています。

船井美佐《森を覗く 山の穴》
photo:高嶋清俊

三梨伸《石舞台に立つドリアン王女》
photo:岩本順平

WA!moto.”Motoka Watanabe”《黄色い双眼鏡の探検》
photo:岩本順平

北川太郎《タカラモノ》
photo:高嶋清俊

六甲山上施設の魅力

六甲山の玄関口「六甲ケーブル下駅」から六甲ケーブルに乗車し、約10分で山上へ。
標高730~880mに点在する展望施設から見るダイナミックな景色は、市街地が近い六甲山ならではの眺望と言えます。市街地より5~6℃低い気温を活かして世界の高山植物や六甲山自生植物を栽培する六甲高山植物園や、心地よい音楽がコンサートルームだけではなく広々としたガーデンでも楽しめるROKKO森の音ミュージアム、眺望とともに食事・買い物を楽しめる六甲ガーデンテラスなど、多彩な施設が六甲山の魅力を引き出します。

PICK UP

ROKKO 森の音ミュージアム

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六甲高山植物園

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六甲ガーデンテラス

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六甲ケーブル

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神戸・六甲山について

神戸市は兵庫県南東部に位置する瀬戸内海に面した街です。
神戸の近代都市文化は、幕末に神戸港が開港されたことに始まります。外国人居留地の建設や阪神間の官営鉄道開通など、近代文化が醸成される環境を原動力に今日まで発展を続けてきました。
こうした都市文化だけでなく、神戸には市街地に程近くも風光明媚な山々もあり、古くから神戸市民に親しまれてきました。
神戸を代表する山・六甲山は明治時代中期、イギリス人実業家A・H・グルームらの尽力により「レジャーの山」としての一面もみせるようになりました。
山上での優雅な過ごし方は、山荘建築の名作「ヴォーリズ六甲山荘」や日本最古のゴルフ場である「神戸ゴルフ倶楽部」からも垣間見ることができます。
さらには気軽に山上へ足を運べるケーブルカーの開通、広大な自然を活かした植物園やアウトドア施設の開業を経て、今に至るまで日本有数のリゾート地として愛され続けています。

過去の六甲ミーツ・アート芸術散歩

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