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展示施設 : みよし観音エリア
北村拓也
本作は、木を削ることで生まれる「かんな屑」を森に吊るし、風に揺れる姿を通して、六甲山の静かな時間を見つめています。 かんな屑は、大工の仕事場や製材所で生まれ、ふだんは捨てられるものです。けれどもその一片には、素材と向き合う意志や、森の息づかいが宿っているように思えます。光や風に舞い、やがて風化していくことを肯定し、環境と時間に身を委ねながら、変わり続ける存在でありたいと願っています。